ステテコ研究録6月号 ~ teco-T ってなんだ?(前編)~

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©Ryu Itadani
©Ryu Itadani

6月の絵 「 teco-T 」  by Ryu Itadani

teco-T に至るまで

今月のステテコ研究録では今月中旬頃よりオンラインショップで発売を予定しているteco-Tのことをご紹介したいと思います。まずは teco-T に至るまでの道のりを振り返ります。ステテコドットコムは2008年にスタートしましたが、当初、何らかの形で環境問題に少しでも貢献できるようなプロジェクトにしたいと考えていました。そこで2009年より、インドネシア・カリマンタン島(=ボルネオ島)の東カリマンタン州にて「ステテコの森」プロジェクトとしてこれまで500本ほどメランティーという樹種の植林を行ってきました。

植林現地に立てたステテコの森の看板(2009年)

「ステテコの森」はインドネシアの林業公社が保有する、「ブキットバンキライ」と呼ばれる保有林内の一角にあります。「ブキットバンキライ」は国定公園になっており、その中心部は今でも5層構造の豊かな熱帯雨林が残っている貴重なエリアなのですが、周辺部の多くは1997年の大規模な森林火災によって焼け野原となってしまいました。

熱帯雨林の再生には、最高層を形成する樹種が育つことが必要不可欠なのですが、焼け野原となった場所の多くはその樹種が育っていない為、今でも低木のブッシュしか生え育たない地区があります。

「ステテコの森」プロジェクトでは、steteco.comの売上げの一部で、その火災の被害を受けた場所に熱帯雨林の最高層となる原生種のメランティーを植林し、豊かな熱帯雨林の再生を目指すものです。

※メランティーは熱帯雨林を代表するフタバガキ科樹木の1つである。この樹木は、南部タイの他に半島マレーシア、スマトラ、ボルネオなどに分布している。百年以上かけて成長する樹種で、樹高約60m、胸高直径175cmに達する高木である。

豊かな熱帯雨林の最高層を形成するメランティーの巨木

 

2009年にステテコの森に実際に植林したメランティーの苗木

 

植林開始から10年。メランティーが成長し、熱帯雨林が再生してきている(2019)

 

この「ステテコの森」プロジェクトですが、こちらの経済事情(懐事情)によって、ある年は植林を実施したり、ある年は実施しなかったりというのが実情でして、この点が課題だなと感じていました。そこで、継続的に植林を実施する方法はないものかと考え、生まれたのが teco-T です。

 

 

次回こそ、teco-Tについてご紹介いたします!

 

 

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