2022年のボタニカル(月刊ステテコ 6月号)

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@Ryu Itadani
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今月の絵 「ローズ、ブルーベリー、ログウッド」  by Ryu Itadani

2022のボタニカル

今月の月刊ステテコは、2020年度から始めたボタニカルダイシリーズについてです。オーガニックコットン100%の綿ちぢみ生地を使い、染めを天然植物から抽出した染料で染めたボタニカルダイシリーズ。現代の色素もあわせて使用することで、洗濯による色落ち等への耐久性を持たせています。

今年の染めに使用した植物はいずれも新登場の3つ。1つ目はローズ。花の女王と呼ばれるローズ(バラ)は「恋、愛(赤)」「感銘(ピンク)」などの花言葉を持っています。美の女神アプロディアによって生まれたとされるこの花は、恋を成就される花として知られていますが、男性にとっては騎士道と愛を持つ人の意味を持ちます。青を除く多彩な花色と多様な花の姿が楽しめ、四季を通して幅広く使える植物です。実はビタミンCが多く、花から採れる精油は精神を強くさせると言われています。花の香は最も高貴な香りで、肝臓の痛みに効き、吐気を止め、脳を元気づけ、心臓を強くし、心に勇気を与えると言われています。

ドライのローズの花
ボタニカルダイ ブラウス (ローズ)

2つ目はブルーベリー。北アメリカ原産のブルーベリーはツツジ科の落葉低木。4~5月に白やピンクの小さな花を咲かせ、果実は房状になり6~9月に収穫期を迎えます。濃い青紫色に熟すことからブルーベリーと呼ばれており、大地のエキスを十分に吸い込んだブルーの色を持つ数少ない果実です。青色はビタミンKやビタミンBに影響を与えると言われる様に血液をきれいにし、神経をリラックスさせてくれます。またブルーベリーに含まれる色素「アントシアニン」は目の機能低下に効果がある事が確認されています。アメリカインディアンは昔この実を食して身体の邪気を出し、願い事をしたと伝えられています。

生のブルーベリーから色素を抽出しています
ボタニカルダイ ワンピース (ブルーベリー)

3つ目はログウッド。メキシコ原産の常緑小高木で葉は羽状複葉、黄色い花を咲かせます。赤から黒まで染めることができ、沢山の色素を表現できる「魔法の樹」として、また、光を総て持っていることから「お守りの木」「光を持ってきてくれる木」としても大切にされてきました。イギリスのネルソン提督が世界の海を制したときに着ていたマリンジャケットや、フランスのナポレオンが着ていたフロックコート、発明王エジソンのブラックスーツもこの色素で染めていました。黒色は色彩心理では心理的苦痛から体を守り回復させるとされています。

ログウッドのチップ
ボタニカルダイ セミワイドパンツ(ログウッド)

そして、今年はオーガニックコットン100%の綿ちぢみ生地を使用したものに加えて、もう1アイテム ボタニカルダイで発売予定です。以前の月刊ステテコで紹介した、本庄織布さんが開発した琵琶湖に生えている葦を使用した和紙混の高島ちぢみを使用したシャツを今年のボタニカルダイの色、ブルーベリーとログウッドで染めたシャツです。

琵琶湖 湖畔の葦を刈っていところ

こちらは近日、クラウドファンディングにて発売予定ですのでまた改めてご案内させていただきます!

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