「オリジナルプリントできる涼しいteco-T」とは、さらりと涼しい「高島ちぢみ」の生地のTシャツに、誰でも簡単に好きな写真をプリントできる新サービスです。実際にサービスを利用して作るTシャツはどんな感じになるのか?
ということで、昨年1年間の「旅するステテコ」連載を担当してくれたフォトグラファーの濱津和貴さんに協力を依頼。連載で訪れた各地の旅先で撮った写真の中から「旅オブザイヤー」の1枚を選んで作ったteco-Tを着た感想を聞いてきました。
――今回「旅オブザイヤー」に選んだのは、サンフランシスコの回でも登場した”Naked Pink Lady(ネイキッド・ピンク・レディ)”というお花が写っている写真ですが、なぜこちらを選んだのですか?
濱津さん 私もときどきTシャツを作る機会があるのですが、風景写真よりも雰囲気写真の方がおもしろい気がしていて。
――風景よりも雰囲気?
濱津さん はい。なんて言うのかな……シンプルな風景写真より主役がいる写真の方がTシャツに映えやすい気がするんですよね。最近はフォトTシャツがたくさんあるから余計そう思えるのかもしれないです。
――普段から主役を意識して撮影している?
濱津さん 全部じゃないですけど、もしかしたらそうかもしれないですね。それに紙の印刷物と布のプリントとはやっぱり違うから、写真展で出すような写真が全部Tシャツに向いているかと言うとそうでもない。今回はTシャツにフルカラーでプリントするということで選んだのですが、私がやるときは大体いつもシルクスクリーンで1色刷りが多いから、いろんな色がある写真を試してみたくて、この一枚を選びました。
隅田川でカワセミを探す濱津さん
――この写真の主役はやっぱりネイキッドピンクレディのお花?
濱津さん そうですね。あと帽子も。私けっこう撮影する瞬間に色を見るんですよね。色で構図を決めているかしれない。光ももちろんみているんですが、「色」が大事です。
――実際にプリントされたteco-Tのできばえはどうですか?
濱津さん すごく涼しいです。プリントも大きくていい感じ。元の写真は35mmで3:2の比率だったんですけど、ギリギリおっきいプリントにしたくて4:5にトリミングしたんです。
――着たときのサイズ感はどうですか?
濱津さん 私は薄めのテロっとした素材を大きいサイズ感で着るのが好きだから、今回のこのLサイズで全然OKです。うん、これぐらいがいい。
――またプリントをするとしたら、試してみたいテーマは?
濱津さん ヒトの顔もおもしろそうだし、夜景とかネオン街とか! いや…ネオン街はちょっと違うのかな(笑)。でも普段1色刷りでやらないテーマを、それこそ「森」とか試してみたいですね。
――おもしろそうですね。ぜひまた「オリジナルプリントできる涼しいteco-T」を利用してみてくださいね。今日はありがとうございました!
濱津さん ありがとうございました!
と別れを告げるや否や、次の旅先へ向かって颯爽と歩き去っていった濱津さん。近々きっとまた素敵な写真と物語を披露してくれることでしょう。
「オリジナルプリントできる涼しいteco-T」は誰でも簡単にオンライン上で好きな画像をプリントできるサービスです。びわ湖のほとりで江戸時代から作り続けている伝統生地の「高島ちぢみ」を用いているのも特徴ですよ。ぜひお気軽にご利用ください。
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濱津 和貴さん
東京在住のフォトグラファー。日常にたたずむ美しさをテーマに、人の営みとそこから生まれる光景を撮り続ける。日本の知恵袋としての食文化を世に伝えるユニット「kinhiji(きんひじ)」としても活動中。写真集『summer vacation』ほか。
Instagram : @wakyhama / @kinhiji_