期間限定ポップアップショップ ステテコドットコム in 尾道 レポート
まぶしい太陽が照りつける、夏本番の7月下旬。ステテコドットコムは広島県尾道市で2日間限定のポップアップイベントを行いました。尾道へはリーフレット撮影のため3月に訪れたばかりでしたが、ご縁あって奇跡の再上陸。ロマン漂う映画の聖地を全力で駆け抜けた「ステテコ座」の様子を、どうぞご覧ください。
会場となった「テーラー住田」
イベントの内容は「ステテコ関連の販売」と加瀬健太郎監督による最新作『霧いかに深くとも嵐強くとも』の上映がメイン。会場となったのは尾道本通り商店街にある「テーラー住田」でした。現在は洋服店としては使われておらず、空きスペースとなっていたところをご縁あって週末だけお借りすることができました。一度見たら忘れられない、かわいい字体です。
伸ばせば全長3m近くにもなるメガテコ
奥行きのある細長い店舗空間を活かし、メガテコをカーテン代わりに仕切って上映スペースを設けました。座席数4席、最大収容人数8名程度の小さなスペースでしたが、開催中は何度も満席に。
初披露された『霧いかに深くとも嵐強くとも』(2025)
「ステテコ座」としての上映スペース内部
最新作が上映される度、加瀬監督による工夫を凝らした挨拶が行われ、お客さんを笑いの渦に。そのほかの時間では監督が2017年から製作してきた16本ものステテコ動画アーカイブスを上映。年2本ペースでコツコツ作ってきた動画はこちらの「Theater」でご覧いただけますよ。

「水祭り」という地元の大きな夏祭りが開かれていた週末。大変ありがたいことに、前日に購入したアイテムを着用して再来店してくださった方が何人もいらっしゃいました。東京から駆けつけた加瀬監督も嬉しそうです。
「何か宣伝できるものを持っておいで」との言葉に甘えさせていただきました
現地の方から「尾道の人はとても親切だよ」と何度も耳にしたことを証明するかのように、海鮮料理「うおしま 大黒丸 ( @uoshima_daikokumaru )」さんには心もお腹も格別な応援をいただきました。ありがとうございます。
3月に世羅高原の製茶工場へ取材させていただいたときの髙橋玄機さん
そして初日の土曜日には「TEA FACTORY GEN」代表の髙橋さんも駆けつけてくださり、お客さんへ和紅茶やいちじく煎茶、ウーロン茶などの冷たくて美味しい広島茶をサービス。この日も猛暑日でしたが、すっきりと飲みやすいお茶のおかげで快適なステテコ座となりました。
イベントの断片を繋ぎ合わせたショートドキュメンタリーもどうぞご覧ください
準備を含めて濃密な3日間を過ごした今回の尾道への旅。老若男女、親切で個性的な住民のみなさんとの交流一つ一つが忘れられない思い出となりました。ステテコを気に入ってくださった方、上映をおもろがってくださった方、チラシを置かせてくださったり、備品を貸してくださったり、いろいろと出店をサポートしてくださったみなさま、本当にありがとうございました。 またお会いできることを楽しみにしております。
2025年夏 ステテコドットコム