加瀬健太郎監督による待望の最新作『霧いかに深くとも嵐強くとも』がいよいよ完成しました。2025年の大ヒット間違いなしと期待される注目の映像作品です。
『霧いかに深くとも嵐強くとも』(2025)
加瀬監督によるステテコ映像作品は、2017年の『ステテコ父さん』を皮切りにコツコツと製作が続けられ、本作で18作目。
ご自身やご家族がさまざまな役を演じたり、ご友人が出演してくださったり、はたまたストップモーションに挑むなど、そのスタイルを自在に変化させながら、いつも私たちに感動をもたらしてくれる加瀬監督が、最新作でまたも偉業を成し遂げてくださいました。
脚本、撮影、音楽、編集、監督のマルチっぷりはそのままに、なんと今回は「素人を抜擢」という最高難度に挑戦。さらに今回は加瀬組が誇る音響部によるプロフェッショナル録音も行われました。
物語のメインは、ある「灯台守(とうだいもり)」にまつわる回想録。赴任先の灯台へ向かう男に巨大なステテコ狂気が重なります。
そんな実験的な事情を知ってか知らずか、言われるままカメラの前に立ったO氏でしたが、素人としか思えない演技力を、まるで素人とは思えないヤル気でカバーし、監督やステテコドットコムの期待にみごと応えました。
「うまくなるなよ。」
クランクアップの別れ際に監督からそう言われたO氏は、真意はともかく最高の褒め言葉としてありがたく受け取ったそうです。
全編白黒でわずか3分ちょっとの作品ですが、公開に先立って尾道で行われた特別上映会ではかなりの手応えを感じました。どうかたくさんの方に楽しんでいただけますように、よろしくお願いいたします!
Big Love to Director Kenraro Kase.