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研究本部 開発日誌

民族学博士 青木英夫氏。 上智大学文学部史学科卒業後 東京大学
文学部西洋史学大学院修了。米国カリフォルニア大学ロサンゼルス校
(UCLA)歴史科大学院卒。 UCLA在学中より服装に関する研究結果を
文化服装学院の依頼により日本へ書き送り、帰国後、文化服装学院に
て「服装史」の講師を7年間務める。その後も民族学博士として文化出版
局の歴史顧問や、NHK等のテレビ出演等、様々な分野で活躍。

研究テリトリーは服装史のみならず、風俗史や生活史といった分野におい
ても日本を代表する研究者の一人であり、出版した著書はこれまで60冊
近くにも及ぶ。その著書の1つ、『下着の文化史』(雄山閣出版)はステテコ
研究所にとってもステテコ史を学ぶ上でのバイブルとなっている。
80歳を超えた今でも日本風俗史学会名誉会員・顧問、ビューティーサイ
エンス学会・名誉会長、国際服飾学会・理事、財団法人日本キモノ文化
協会・副会長 等々、数多くの肩書きを持つ。

今、ステテコ研究所 所長の背後をとっていた人物はまさしくその青木英夫
先生であった。

ホテル内の喫茶スペースに移動し、腰をおろす2人。
やがて注文をとりにきた店員に対し青木氏はホットレモンティーを注文した。
「あ、僕も、ホットレモンティーで」
本当はアイスコーヒーが飲みたかったのだが、既に青木ワールドにひきずり
込まれていた所長であった  (続)

vol12. 赤坂のホテル

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研究所から忽然と姿を消した所長は赤坂のとあるホテルにいた。
緊張した面持ちでロビーを行きかう人々を注意深く凝視する所長。
所長と目が合ってしまった人は、所長のまなざしの鋭さと充血度合い
にほとんどの人が瞬時に目をそむけた。

それほど集中してこれから初めて会う人物とのファーストコンタクトに
備えていた所長であったが、詰めの甘い彼は完全に背後を取られて
いることにまだ気付かなかった。

少しためらいがちに、所長の背後の人物がついに声をかけた。
「あの、、所長さんですよね??」 (続)

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