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研究本部 開発日誌

enamel.さんインタビュー(1)

[Art&Steteco PROJECT]参加アーティスト・インタビュー<第2弾> 

enamel. 石岡良治さん・石岡紗佑里さん


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enamel.は、石岡良治と石岡紗佑里によるユニット。ファッションやインテリアなどのオリジナルプロダクトの制作や、アートディレクション、グラフィック・デザインをはじめ、プロダクト、パッケージ、テキスタイルデザインなどのクライアントワークを手掛けています。また、毎週火曜日にはアトリエを開放し、オリジナルプロダクトの販売を行っています。  


___エナメルさんとのコラボレーションは昨年の+music"siesta"からですが、初めてオファーを受けた時、どんな風に思いました?


石岡良治(以下R):そうですね...。「ステテコかぁ」って、ふーんって感じだったんですけど、よくよく考えたら、ステテコがなんかすごく面白い存在だなあって思えてきて。自分たちがやってることってちょっと"斜めな目線で考える存在"みたいなのが好きだったりするんで。


___例えば?


 R:「今、これが売れてるからこれを作ろう」という風に皆さんがやられているとしたら、そこをわざと外すというか。うまく言えないですけども...。ステテコという存在に共感を覚えて、お話をいただいて嬉しかったです。

 

 ___ありがとうございます!ステテコのどんなところに共感されたんでしょうか??『ダサい』とかマイナスイメージだったものを若い人たちにも履いてもらいたいと始めたのですが、そういうところとか?

 

R:いや、ダサいも何も、存在自体知られていないという、全く見向きもされないもの...なのに、履いてみたらもう、すごく良くて驚きました!

 

 ___初めて履いてみたときの印象は?

 

R:夏のすごく暑い日に、下着を履かずにステテコ一丁で海に行ったんですけど、その開放感っていったらなくて!これはスゴイなあって。ノーパンで外歩いてる!みたいな(笑)ビックリして。"わーこれ誰かに教えたいなぁ"って。そういう純粋な動機でスタートできたのがすごく印象的です。日本の気候にもすごく合ってるって思いますしね。

 

___ありがとうございます(笑)普段から愛用していただいていてすごく嬉しいです。


 石岡紗佑里(以下S):私たちもね、去年、山手通りを車で走ってたら自分たちの作ったステテコはいてくれてる女の子を見つけて思わず振り返って見ちゃったよね。「どんな人だった?!」って言って。嬉しいですよね。

 


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enamel. for steteco.com


___今年は[Art&Steteco PROJECT]という新しいプロジェクトをスタートし、エナメルさんとは2年目のステテコですが、どんな風に挑んでいただいたのでしょう?


 R:ステテコらしさ、ステテコの良さは残しつつ、ステテコを外にも履いていけるようにと考えた時に、お尻の辺りとかをもう少しすっきりさせるといいのかなって。だぼっとしているのは緊張感がないというか。リラックスするっていうのと、緊張感がなくなっちゃうっていうのはちょっと違う感じもするんで。


 S:そう、もうほんのちょっとだけ、緊張感があるといいのかなって。

 

R:それで股上を浅く、既存のものよりも更に全体的に細身のパターンにしてもらう方向でお願いしたのですが、そのやりとりの中で、クレープ素材は織物なのであんまり細くできないとか色々あって、何度かサンプルを作っていただきました。

 

___そうなんです。クレープ素材ってやっぱり肌との空間があることで気持ちが良いので、ステテコに程よい余裕が必要なんですが、見た目とのちょうど良いバランスっていうのが難しいんですよね。そこにチャレンジするきっかけをいただけたのが、すごくコラボレーションの良さだなって思っています。結果、パタンナーさんも納得のいく新しいカタチができました。

 

R:ああ、嬉しい、良かったです。あと、柄を作るときに思ってたのは、白かったステテコにただ色柄をのせればファッショナブルになって、外にも履いていけるんだってそういうことに単純になっちゃうのはもったいないなあと思いました。白い部分を残しつつ、柄を乗せていく、白いステテコに対するオマージュというか。そういった試みもしてみたいと思いました。

 

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Steteco Printed  (day / evening)

___なるほど!白ステテコへの挑戦ですね。おすすめの着こなしとか、こんなシーンで着て欲しいなどはありますか?

 

R:外に着ていって欲しいですね。そのために考えてるので。代々木公園でも男の子が履いてくれていたのを見たんですが、可愛く履いてくれていてそれがすごくベストイメージでした。

 

___代々木公園にはよく行かれるんですか?アトリエから近いですもんね?

 

R:はい。良く行きます。休日にリラックスしつつ、でもちょっとお洒落をしていきたい。そんな場所ですね。

 

S:そういえば、去年デザインしたステテコ(siesta)を友達がいい感じで履いていたんでしょ?

 

R:ああ、そうそう!福岡の友達が東京に来てるから、夜飲みに行こうって会ったときに「こいつにしては珍しくきれいな色のパンツ履いてんなぁ...」って思いつつ、1時間位経ってから、はっとステテコだって気づいて!暗かったし、分かんなかったんです。

 

___ご自分で作ったものなのに、『いいなー』って思って、しばらく見てたんですか?(笑)

 

R:ええ、ほんと手前味噌なんですけども(笑)で、その友達もすごく楽でいいよって。彼は、バックパッカーみたいに大きなリュック背負って、下はステテコにスニーカーを合わせていました。

 

S:ステテコって旅行にも良さそうだよね。

 

___荷物もかさばらないですしね。ところで、紗佑里さんはいつもお洒落ですが、ステテコのおすすめの着こなしは?

 

S:いえいえ、とんでもないです!周りで買っていただいている方とか見るといつもお洒落に着て頂いてるなあとか思っちゃうから。

 

___確かに作ってる私たちはもうステテコだって思って見てますけど、先入観が無いと自由に着こなせそうですもんね。[Art&Steteco PROJECT]のカタログとwebサイトのディレクションをエナエルさんにお願いさせていただきましたがステテコをすごくお洒落にコーディネートしていただきましたよね。


 R:スタイリストとも相談して、ステテコとミスマッチかなと思うような洋服とコーディネートしても結構使えるね、みたいな提案を一番したかったんです。ドレスアップできるくらいの。ステテコをこういう風に着れちゃうんだと気づいてもらえるとすごく嬉しいです。

 

___ステテコの余り生地でスタイリストさんに作っていただいた、この蝶ネクタイ、すごく可愛かったです。ステテコに蝶ネクタイっていうのがおしゃれ!(笑)素肌にしてるのもきもち良さそう。


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S:ちょっと"ジャージがフォーマルになった"みたいな感覚とも似てるのかな?昔よくフォーマルな場所でジャージ履いてたよね?

 

R:ああ、成人式に僕はアディダスのジャージにジャケット着て行ったりしてましたね。

 

___昔からそういうところがおありなんですね(笑)


 R:そうですね。なんか素直じゃないっていう。

 

___型にはまる感じが苦手とか?


 R:そうですねぇ、なんかこう素直に戦えないって言う感じがするのかな(笑)正統派のお洒落では負けちゃうから斜めに...横道にそれて行く...みたいな(笑)

 

 enamel.さんインタビュー(2)に続く


 ■steteco.com[Art&Steteco PROJECT]  http://www.steteco.com/asp2010/

■enamel. http://www.enamel.co.jp/


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