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研究本部 開発日誌

steteco.com LABOで買い物日誌 「南部鉄器」

ステテコ研究所員がお届けする、「steteco.com LABOで買い物日誌」番外編 

第4回「世界に羽ばたく南部鉄器」 職人さんの仕事場にお邪魔したの巻

 8月某日____まだまだ暑さの厳しい中、「ステテコ」同様に日本の古き良きモノがあると聞いて、岩手の地を訪れた。  

そこで出会った、職人さんの話を少しずつ綴りたいと思う。  

 

南部鉄器編  研究メモ    

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今回、南部鉄器の「ものづくり」の現場を3ヶ所、訪れた。

森のてつびん屋 鉄瓶工房 高橋

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個人で南部鉄器を制作されている作家の高橋大益さん。右も左もわからない私達に鉄器のことについて熱心に説明していただいた。

 

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「森のてつびん屋」の名前の通り、森に隣接する高橋さんの工房。空気がものすごく気持ち良かった。

 

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高橋さんの工房では「焼き型」と呼ばれる製法でつくられている。同じ型で7ヶほどしか鉄器をつくることが出来ないが、形の自由度が高く、薄くて品のある鉄器をつくることができる。

 

佐秋鋳造所

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佐秋鋳造所を営む作家の佐藤圭さん

 

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この釜の中で材料の鉄を溶かすとのこと。語弊を恐れずに言うと、想像以上に原始的なのであった。

 

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佐藤さんの工房でつくられている鉄瓶。格好良い!

 

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佐藤さんの工房近くにそびえ立つ、鉄瓶型の電線柱。お茶目だ。

 

及源鋳造株式会社

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及源さんは県との取り組みで、先陣をきって中国に向けて鉄瓶を販売していった会社。南部鉄器の工場の中でも、高い生産力を誇る。

 

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工場内に並べられていた及源さんの鉄瓶。

 

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歴史を感じさせる及源さんのポスター。今でも、フランスで販売している及源さんの鉄瓶にはこのポスターのタグがつけられているそうだ。

伝統に裏打ちされたデザイン、独特な存在感、美しい肌合いの南部鉄器は日本に留まらず、世界各国からも人気があり、世界に発信している工芸品になっている。 隣国、中国や台湾でも、南部鉄器でお茶を淹れると味がまろやかになるということで、2~3年ほど前からもの凄い人気になっているらしい。今回訪れた工房の皆様は、400年以上にわたって培ってきた伝統を守りながらも、新しい鉄器作りの挑戦もされていた。そういう意気込みというか、想いが、またこれからの伝統につながっていくのだろう_____。

 

匠の技にすっかり魅了されて帰路についた。岩手で実際に見て、聞いて、触ってその良さを実感したモノたちを集めた催事をsteteco.com SOLA LABOで開催している。少しでも岩手県の職人さん方の「ものづくり」への想いや、技術をご紹介出来ればと思う。

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「steteco.com meets iwate」   

会期:1014日(日)まで    

開催場所:steteco.com SOLA LABO  (東京スカイツリータウン・ソラマチ4F)  

南部鉄器、漆器、六原張り子、ホームスパンなど岩手の伝統工芸がずらりと並ぶ。  岩手県との出合いから企画された、漆染めをほどこしたステテコの試作品も特別展示されている。

 
【後記】 steteco.com SOLA LABOへ実際に催事の様子を見に出掛けた。    

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店長 鶴さんに話しかけてみた、

「工芸品だけでなく、南部鉄器の砂型や漆の原木などの展示もあって、お店の雰囲気がガラッとかわりましたね。」

「そうなんです、岩手県のものづくりを体感出来るような、展示になっています。」

ひとつ、ひとつの工芸品に目を通しながら店内をウロウロ、ついつい及源さんの角卵焼きフライパンを衝動買いしてしまった。 小ぶりでかわいらしいフライパンなのである。  なぜか鶴さんとフライパンを写真におさめてSOLA LABOを後にした。

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自宅で早速、卵焼きを焼いてみる。  外はカリッと中はふんわりとした卵焼きが出来た。熱伝導率が高く、ムラなく熱を通す南部鉄器ならではだと思う。  ゆるやかなカーブがあり、卵もひっくり返しやすくて、作りやすい、初心者でも安心設計だ。

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 鉄器だと重たくてお手入れが大変なイメージだったが、考えていたよりも重さは気にならないし、お手入れも簡単だった。  しかも、鉄分も適度に摂取出来て、長く使い続けることが出来る一生モノなのだ。

大切に使っていこう… ホフホフと、熱々の卵焼きを頬張りながら、岩手の職人さんの想いに触れた気がした。

 

 

 

 

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