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研究本部 開発日誌

vol12. 赤坂のホテル

研究所から忽然と姿を消した所長は赤坂のとあるホテルにいた。
緊張した面持ちでロビーを行きかう人々を注意深く凝視する所長。
所長と目が合ってしまった人は、所長のまなざしの鋭さと充血度合い
にほとんどの人が瞬時に目をそむけた。

それほど集中してこれから初めて会う人物とのファーストコンタクトに
備えていた所長であったが、詰めの甘い彼は完全に背後を取られて
いることにまだ気付かなかった。

少しためらいがちに、所長の背後の人物がついに声をかけた。
「あの、、所長さんですよね??」 (続)

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